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【長野】戸隠神社【天岩戸神話のパワースポット】
国生み伝説に八俣の大蛇、稲羽の白兎とか…。
神話って面白いな〜
神話って面白いよね!
おたぬきは、長野県にある「戸隠神社」は知ってる?
ん?どこそれ?
神話上の伝説が数多く残り、日本の聖地の中でも特にご利益が高いとされている神社だよ!
神話が沢山!なんか面白そう!
たぬきに教えて!
うん!
今から詳しく解説していくね!
戸隠(とがくし)神社の概要
戸隠神社は長野県長野市にある神社です。
2000年以上前に創建され、深い歴史を持つ神社です。
ご祭神に、天手力男命[アマノタヂカラオ]を祀っており、
- 開運
- 厄除
- 火防
- 縁結び
- 雨乞い
- 心願成就
- 五穀豊穣
- 商売繁盛
- 学業成就
- 家内安全
- 芸事上達
- 金運向上
- 夫婦和合
- スポーツ必勝
などの幅広いご利益があるとされています。
境内には、奥社・中社・宝光社・九頭龍社・火之御子社の五社があり、五社巡りとして有名です。
五社巡りは、すべての神社を周ろうとすると約3時間かかります。
また、巡拝の途中道には歩きづらい箇所もあるので、動きやすい恰好で行くことをおすすめします。
五社巡りは、宝光社→火之御子社→中社→九頭龍社→奥社の順番で回ると巡拝しやすいです。
アクセスとしては、長野駅からバスで1時間ほど。
周辺は山や池などの自然豊かで、キャンプ場が多く点在しています。
戸隠神社参拝前の前提知識
戸隠神社を訪れる前に絶対に知っておくべき前提知識を3つまとめました。
何も知らずに参拝に行くのではなく、ある程度知識を押さえてから訪れることで、より豊かな時間を過ごせるはずですよ。
天岩戸(あまのいわと)神話
「天岩戸神話」が戸隠神社の由来とされています。
ご存知の方も多いと思いますが、復習も兼ねてここでザッと「天岩戸神話」の概要を解説しておきます。
神話時代、太陽の神である天照大神(あまてらすおおみかみ)が、弟の須佐之男命(すさのおのみこと)の乱暴さに心を痛めて岩戸へ隠れてしまい、太陽の昇らない真っ暗な世の中になりました。
↓
そこで困った神々が集まり、天照大神を外に連れ出すために岩戸の前で歌や踊りの祭りを開きました。
↓
天照大神が賑やかな外を不思議に思い岩戸を少し開けたところ、手力雄命(たちからおのみこと)が岩戸を押し開いて天照大神を外に連れ出し、世界は明かりを取り戻しました。
この際、岩戸が下界に落ちて戸隠山になったという伝説が、戸隠神社創建の理由です。
戸隠神社はこの神話に出てくる神々を祀っており、五社にそれぞれ特色があります。
後ほど各社のご祭神の欄で解説するので、ぜひ最後まで読んでみてください。
神話が創建の由来なんて面白いね!
戸隠信仰(とがくししんこう)
戸隠神社では、天岩戸神話の神々以外にも水と豊作の神である九頭龍大神[クズリュウ]を地主神として祀っています。
戸隠山を主峰とする戸隠連峰が、九頭龍大神に見えたことが戸隠信仰の始まりと言われています。
戸隠信仰は、修験道と習合し日本全国で有名になりました。
平安時代に現在の戸隠神社がある場所に戸隠山顕光寺が創建され、修験道として発展し、悟りを開く修行場として長い間信仰を集めてきました。
その後、明治時代の神仏分離(信仰を神道か仏教か決めること)により、戸隠山顕光寺は戸隠神社になり、現在まで残っています。
三本杉の伝説
中社の鳥居近くにある三本杉にはある伝説があります。
昔ある所に、妻を亡くして子供と三人で暮らしている漁師がいました。
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ある日、漁師は漁をしていると美しい女性を見つけ、見とれていましたが、やがて女性が人魚であることに気付き、人魚を殺してしまいます。
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翌日、漁師が漁をしている間、留守番をしていた子供達はお腹が空き、何の肉か知らずに人魚の肉を食べてしまいました。
↓
漁師が漁を終えて家に帰ると、人魚の肉がないことに気が付いて子供達に問いました。
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漁師はショックを受けました。なぜなら、「人魚の肉を食べた者は人魚になる」という古い言い伝えがあったからです。
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そんなある日、漁師が寝た時にあるお告げがありました。
↓
「漁師よ、剃髪して出家しなさい。そして子供を救うため、忠誠を誓うために戸隠大権現に三本の杉を植えよ。そして、戸隠三社の庭草を800日踏みながら、自分の無益殺生の後悔の念を神に祈りなさい。」
↓
そして、目覚めると隣に子供たちの亡骸がありました。
↓
急いで漁師は、お告げの通りに剃髪し、子供と妻の位牌を持って、戸隠大権現へ行き、自分の罪を懺悔しながら三本の杉を植え、三社の庭草を800日踏みました。
この、漁師が植えた三本の杉が、戸隠神社にある三本杉といわれています。三本杉はパワースポットとされているので、訪れた際にはぜひ見てみてください。
人魚のお肉を食べて、不死身になった人って神話によく出てくるよね!
戸隠神社の境内案内
ここから境内の見所を紹介していきます。
ご祭神やご利益に関しても説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
奥社(おくしゃ)
ご祭神
天手力雄命[アメノタヂカラオ]
ご祭神である天手力雄命は、天岩戸神話で天照大神が岩戸に隠れた時に、岩戸を開いて天照大神を外に連れ出した神様で、開運・心願成就・五穀豊熟・スポーツ必勝のご利益があるとされています。
奥社は、日本屈指のパワースポットで、参拝者に強い生命力を与えて才能や運を開花させてくれるそうです。
たぬきも才能を開花したい!
奥社までの参道には随神門という赤い門があり、その先には天然記念物に指定されている樹齢400年を超える杉並木が続いています。
※なお、ご祭神が天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)の神社は、都内では「湯島天神」が有名です。下記で詳しくまとめているので、併せてご覧ください。
九頭龍社(くずりゅうしゃ)
ご祭神
九頭龍大神[クズリュウ]
ここには、水の神・雨乞いの神・虫歯の神・縁結びの神と呼ばれている、地主神の九頭龍大神が祀られています。
九頭龍大神は、奥社に祀られている天手力雄命よりも以前から祀られていたそうです。
九頭龍は、龍の中で最も神格が高い諸龍の王だと言われています。
※九頭龍信仰は、戸隠のほか、箱根の芦ノ湖にも伝説として残っています。下記の記事で詳しく解説しています。
中社(ちゅうしゃ)
ご祭神
天八意思兼命[アメノヤゴコロオモイカネ]
天八意思兼命は、天岩戸神話で天照大神が岩戸に隠れた時に、歌や踊りのお祭りの案を考え、岩戸を開くきっかけになった神様です。
「知恵の神様」や「学問・受験の神様」と呼ばれており、学業成就・試験合格・商売繁盛・開運・厄除・家内安全のご利益があるとされています。
社殿の天井には、天才絵師といわれている河鍋暁斎(かわなべきょうさい)の作品、「龍の天井絵」があります。
中社以外にも、中社付近にはパワースポットがあります。
2つ紹介するので、ぜひ訪れてみてください。
三本杉
先ほどご紹介した人魚の伝説が残る「三本杉」は中社近くにあります。
三本杉は、樹齢800年を超えるといわれています。
中社の鳥居を中心に正三角形に3か所植えられています。
三本杉は触れることが可能なので、訪れた際はぜひ触れて生命力を感じてください。
他にも、近くに樹齢700年の御神木があるから、そちらにも触れてみるといいよ。
なんか…。感じる…。
さざれ滝
さざれ滝の水しぶきを浴びると心身が清められご利益が授かりやすくなるそうです。
また、写真を持っておくと金運がアップすると言われています。
中社社殿の右側にあるので、写真に収めてみてはいかがでしょうか。
パシャリ!
火之御子社(ひのみこしゃ)
ご祭神
天鈿女命[アメノウズメ]
高皇産御霊命[タカミムスビ]
栲幡千々姫命[タクハタチチヒメ]
天忍穂耳命[アメノオシホミミ]
火之御子社では、天岩戸神話で天照大神が岩戸に隠れた時に、岩戸の前で舞った天鈿女命(あめのうずめのみこと)が主祭神として祀られています。
天鈿女命は、芸事上達・縁結び・開運・火防の神様とされていて、芸能全般と縁結びのご利益があります。
芸能関係の方から人気のパワースポットです。
また、社殿横には樹齢500年を超える「夫婦杉」があり、縁結びのパワースポットとして知られています。
宝光社(ほうこうしゃ)
ご祭神
天表春命[アメノウワハル]
274段の石段を登ると戸隠神社の中で最も歴史がある宝光社があります。
ご祭神の天表春命は、中社の天八意思兼命の御子神(みこがみ)様であり、学問技芸・裁縫・安産のご利益があります。また、女性や子供を守ってくれる神様といわれています。
御子神?
神社において親子関係にある神が祀られる場合、子に当たる神のことを指すよ。
苗裔神(びょうえいしん)とも言うよ。
また、宝光社には「親子龍」という有名な彫刻があります。宮彫りの名工といわれる北村喜代松の作品で、技術の細やかさが特徴です。
戸隠神社へのアクセス
最後に戸隠神社へのアクセス方法をまとめておきます。
公式サイトはこちら
https://www.togakushi-jinja.jp/
所在地
〒381-4101 長野県長野市戸隠中社3506
電車・バスの場合
「長野駅」からバス利用。〈乗車時間:1時間〉
行き先によって最寄りのバス停が違うので要確認。
- 宝光社:「戸隠宝光社」バス停で下車
- 中社:「戸隠中社」バス停で下車
- 奥社:「戸隠奥社入口」バス停で下車
※冬期に奥社を訪れる場合、「戸隠奥社入口」バス停には留まらないので注意しましょう。
「戸隠中社」バス停で下車し、徒歩またはタクシーで奥社に向かう必要があります。
車の場合
- 上信越自動車道「長野I.C.」より車で一時間
- 「信濃町I.C.」より車で30分
奥社参道は一般車両の進入ができません。「奥社」または「九頭龍社」へ参拝に行く場合、徒歩で向かいます。
少し険しい道があるので、歩きやすい恰好をお勧めします。〈徒歩時間:40分〉
無料で利用できる駐車場が4か所あります。
- 奥社・九頭龍社:〈駐車台数:200台〉
- 中社:〈駐車台数:100台〉
- 火之御子社:〈駐車台数:3台〉
- 宝光社:〈駐車台数:20台〉
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戸隠神社の解説はどうだった?
すごく参考になった!
境内のどこもご利益高そうだし、五社巡り面白そう!
それはよかった!
おたぬきも参拝してみてね!
うん!神話を考えながら参拝してくる!