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【京都】八坂神社【祇園祭で有名なパワースポット】
おたぬき何しているの?
コンテストに出場するの!
優勝すると「ミスたぬき」の称号がもらえるんだよ!
そうなんだ!頑張ってね!
そういえば、京都にある「八坂神社」は知ってる?
ん?どこそれ?
四条通の東の終点に位置する、京都屈指のパワースポットだよ!
境内社の美御前社(うつくしごぜんしゃ)が、美容に関するご利益が高いとして、芸能関係者や美容関係者などから人気なんだよ!
しかも、近くにある美容水という神水を肌につけると綺麗になれるとも言われているんだよ!
そんなすごい神水が!?
たぬきに教えて!
うん!今から詳しく解説していくね!
八坂(やさか)神社の概要
八坂神社は京都府京都市東山区祇園町に鎮座する神社です。
主祭神として素戔嗚尊(スサノオ)とその家族を祀っています。
明治時代の神仏分離以前は、牛頭天王をご祭神としていました。
※牛頭天王=祇園精舎の守護神。日本ではスサノオと習合されました。
本殿以外にも、17もの境内社があり、中でも宗像三女神を祀る美御前社(うつくしごぜんしゃ)は、恋愛・美容・芸能に関するご利益が高いとして、芸能関係者、美容関係者などから人気を集めています。
また、平安時代から続く京都最大級の祭り「祇園祭」も人気です。
アクセスは、京阪電車「祇園四条駅」より徒歩5分ほど。
八坂神社は明治以前は「祇園神社」などと呼称されていたため、「祇園」という京都の地名の由来となったのもこの八坂神社だと言われています。
周辺には円山公園、知恩院、高台寺、清水寺…etc. 観光名所が目白押しで、連日多くの観光客で賑わっています。
八坂神社参拝前の前提知識
八坂神社を訪れる前に絶対に知っておくべき前提知識を3つまとめました。
何も知らずに参拝に行くのではなく、ある程度知識を押さえてから訪れることで、より豊かな時間を過ごせるはずですよ。
八坂神社の由来
八坂神社の由来は諸説ありますが、今回は社伝の2説を紹介していきますね。
- 伊利之が素戔嗚尊を祀ったのが由来
斉明天皇2年(656)、伊利之(いりし)が高麗より来朝した際に、新羅国の牛頭山(ごずさん)に鎮座していた素戔嗚尊(すさのをのみこと)を山城国愛宕郡八坂郷(現在:東山区祇園町)に奉納したことが由来とされています。
- 僧である円如がお堂を創建したのが由来
貞観18年(876)、僧である円如(えんにょ)が山城国愛宕郡八坂郷(現在:東山区祇園町)にお堂を創建し、祇園精舎(仏教の開祖である釈迦が説法を説いた場所)を守護する牛頭天王(ごずてんのう)を勧請。
また同年、祇園神が東山の祇園林に降り立ったことが由来とされています。
その後、疫病消除(えきびょうしょうじょ)の神として崇拝されてきました。
八坂神社の書物である「祇園本縁雑実記」には、貞観11年(869)に国内で疫病が流行した際、禁苑であった神泉苑に神輿を送り、当時の国の数である66本の矛を立て、国家安寧と厄災消除を祈願したと記されています。
また、元慶元年(877)には、疫病が流行した際に、祇園社に祈願したところ疫病が鎮まったとされています。
そんな経緯から長徳元年(995)に、王城鎮護の社とする21社の内の1社に数えられました。
厄除けのご利益も高いんだね!
大国主神と白うさぎ伝説
八坂神社の境内には、大国主社があり、その前には「大国主命と白うさぎ」の像が立っています。
この白うさぎは、大国主神が妻となる八上神(やがみひめ)と結婚するきっかけになったと言われており、八坂神社では縁結びの願掛けうさぎとして知られています。
白うさぎの伝説の概要を紹介しますね。
隠岐の島に住んでいた白うさぎが、ワニにいたずらを仕掛け、怒ったワニに毛皮を剝がされてしまいました。
因幡の砂浜で痛くて泣いていると、大国主神が通りかかり「どうして泣いているの?」と問いてきたので、「ワニに毛皮を剥がされて痛いので、通りがかった神様に「海水で洗い乾かせば治るよ」と教えてもらったのでその通りにしましたが、前よりも痛くなってしまいました。」と答えました。
実は、通りがかった神様とは、大国主神の兄神たちでした。
大国主神が兄神より遅れてうさぎと出会ったのは、八上神という美しい姫がいると聞いた兄神たちが、因幡の国に向かう際の荷物を持たせていたからです。
泣いている理由を聞いた大国主神は「川の真水で洗い、ガマの穂で覆れば治る」と教え、うさぎはその通りにしました。
すると痛みが治まり喜んだうさぎは、「八上姫は兄神たちではなく、あなたを選ぶでしょう」と言い残し、伝言の神となって、兄神たちよりも先に八上姫に会い、今までの出来事を伝えました。
今までの出来事を知った八上神は、心優しい大国主神に惹かれて結婚しました。
願掛けうさぎへの祈願方法は以下の通りです。
・うさぎに名付けをして、ペンで名前を書き込む。
・専用の「願い紙」に願い事を書き、うさぎの中に収めてシールで封をする。
・大国主社に参拝する際、うさぎを連れて行き祈願する。
・大国主社の前にある祈願所にうさぎを奉納する。
うさぎに願い事を書いて…。
宗像三女神の誕生伝説
美御前社のご祭神である宗像三女神は、本殿のご祭神である素戔嗚尊によって誕生しました。
櫻井がさっきおすすめしてくれた神社だ!
そうだよ!
宗像三女神の誕生伝説も紹介するね!
伊弉諾尊(いざなぎのみこと)は、子神である天照大神(あまてらすおおみかみ)に高天原(たかまがはら)を、月読尊(つくよみのみこと)に夜の領域を、そして素戔嗚尊(すさのおのみこと)に大海を統治するよう命じました。
素戔嗚尊が亡くなった母を想い泣き、天地が大きな混乱に見舞われ、怒った伊弉諾尊によって追放されてしまいます。
追放を言い渡された素戔嗚尊は、姉神の天照大神に別れの言葉を言うため高天原に向かいました。
しかし、弟が攻撃してくると思った天照大神は武装して待ち伏せしていました。
素戔嗚尊は敵意がないことを証明するため、お互いの持ち物から生まれた神で敵意を判断する誓約(占いのようなもの)を提案します。
素戔嗚尊の十拳剣からは美しい三柱の女神である宗像三女神が生まれ、天照大神の「八尺の匂玉の五百箇のみすまるの珠」からは五柱の男神が生まれました。
素戔嗚尊は「心優しい女神を生み出した私に悪意はない」と言い、自身の潔白を証明したのです。
八坂神社の境内案内
ここから境内の見所を紹介していきます。
ご祭神やご利益に関しても説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
社殿
ご祭神
素戔嗚尊(すさのをのみこと)
櫛稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
神大市比売命(かむおおいちひめのみこと)
佐美良比売命(さみらひめのみこと)
八柱御子神(やはしらのみこがみ)
–八島篠見神(やしまじぬみのかみ)
–五十猛神(いたけるのかみ)
–大年神(おおとしのかみ)
–大屋比売神(おおやひめのかみ)
–抓津比売神(つまつひめのかみ)
–宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
–大屋毘古神(おおやびこのかみ)
–須勢理毘売命(すせりびめのみこと)
稲田宮主須賀之八耳神(いなだのみやぬしすがのやつみみのかみ)
承応3年(1654)に鎮座。
ご祭神には、素戔嗚尊と妻の3柱、子供たちである八柱御子神の8柱、櫛稲田姫命の父母である稲田宮主須賀之八耳神が祀られています。
大家族!
本殿は祇園造(ぎおんづくり)と呼ばれる形式です。もともと別々に建築されていた本殿と拝殿をひとつの社殿としているので、いくつもの小部屋がある複雑な構築になっています。
龍穴(りゅうけつ)
八坂神社の本殿は「龍穴」の上に建てられたと言われていて、平安時代から伝わる伝承によれば、この龍穴には青龍が住んでいるとされています。
また、本殿の右側には「祇園の御神水」、通称「力水」と呼ばれる湧水があります。
青龍の開運のご利益を体内に取り込むことができると言われています。飲むことはできませんが、顔につけたりすると美人になれるという言い伝えがあり、祗園界隈の芸舞妓さんたちがこちらの力水を愛用されてるんだとか。
美容水以外にも神水があるんだ!
厳島社(いつくしましゃ)
ご祭神
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
平成30年(2018)に修復された社殿です。
宗像三女神の一柱であり、絶世の美女と称される市杵島比売命を祀っています。
美容祈願・芸能のご利益があるとされています。
美容祈願だって!
ここも参拝しないと!
五社
ご祭神
応神天皇(おうじんてんのう)
奥津日子神(おくつひこのかみ)
奥津比売神(おくつひめのかみ)
天御柱命(あめのみはしらのみこと)
国御柱命(くにのみはしらのみこと)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
高龗神(たかおかみのかみ)
罔象女神(みづはのめのかみ)
昭和2年(1927)に鎮座。
以下の5社の相殿です。
- 八幡社(はちまんしゃ)
- 竈神社(かまどじんじゃ)
- 風神社(ふうじんじゃ)
- 天神社(てんじんしゃ)
- 水神社(すいじんじゃ)
金運向上・商売繁盛・安全祈願・恋愛祈願などの幅広いご利益を授かれるとされています。
刃物(はもの)神社
ご祭神
天目一箇神(あめのまひとつのかみ)
昭和時代に鎮座。平成24年(2012)に修繕。
ご祭神に製鉄・鍛冶の神である天目一箇神を祀っています。
刃物供養のご利益があるとされていますが、最近では、悪縁絶縁のご利益もあるとされています。
コンテスト優勝以外の縁を切れば、優勝できるかも!
日吉社(ひよししゃ)
ご祭神
大山咋神(おおやまくいのかみ)
大物主神(おおものぬしのかみ)
19世紀中期に鎮座。
ご祭神には、山の神・農業の神である大山咋神と、農業の神である大物主神を祀っています。
方除け・五穀豊穣・商売繁盛のご利益があるとされています。
疫神社(えきじんじゃ)
ご祭神
蘇民将来命(そみんしょうらいのみこと)
文政6年 (1823)に鎮座。
ご祭神には疫病除けの神である蘇民将来命を祀っています。
疫病退散のご利益があるとされています。
八坂神社で開催されている祇園祭の最終日(7月31日)には、夏越祭が行われます。そのに、茅の輪くぐりを行い、「蘇民将来子孫也の護符」を受け取ると、疫病予防の効果があるとされているので、ぜひ参加してみてください。
コロナやインフルエンザにかからなくなるかな?
太田社(おおたしゃ)
ご祭神
猿田彦命(さるたひこのみこと)
宇受女命()
大正2年(1913)に鎮座。
ご祭神には、道開きの神である猿田彦命と芸能を司る神である宇受女命を祀っています。
道しるべ・芸能のご利益があるとされています。
大国主社(おおくにぬししゃ)
ご祭神
大国主神(おおくにぬしのかみ)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
事代主神(ことしろぬしのかみ)
明治10年 (1877)に鎮座。
ご祭神には、縁結びの神である大国主神を祀っています。
縁結びのご利益があるとされています。
常磐神社
ご祭神
素戔嗚尊(すさのをのみこと)
ご祭神には、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治した神である素戔嗚尊を祀っています。
厄除け・災難除け・開運のご利益があるとされています。
北向蛭子社(きたむきえびすしゃ)
ご祭神
事代主神(ことしろぬしのかみ)
正保3年 (1646)に鎮座。
ご祭神には、別名「恵比寿様」と呼ばれている商売繁盛の神である事代主神を祀っています。
商売繁盛のご利益があるとされています。
お金欲しいよね…。
大年社(おおとししゃ)
ご祭神
大年神(おおとしのかみ)
巷社神(
承応3年(1654)に鎮座。
ご祭神には、豊潤の神である大年神と穀物の神である巷社神が祀られています。
厄除け・災難除け・開運・五穀豊穣のご利益があるとされています。
十社
ご祭神
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
白山比咩命(しらやまひめのみこと)
火産霊命(ほむすびのみこと)
金山彦命(かなやまひこのみこと)
磐長比売命(いわながひめのみこと)
天児屋根命(あめのこやねのみこと)
武甕槌神(たけみかづちのかみ)
斎主神(いわいぬしのかみ)
比売神(ひめがみ)
経津主神(ふつぬしのかみ)
建御名方神(たけみなかたのかみ)
大山咋命(おおやまくいのみこと)
健磐龍神()
阿蘇都比咩命()
速甕玉命(はやみかたまのみこと)
明治10年(1877)に鎮座。
以下の10社の相殿です。
- 多賀社(たがしゃ)
- 熊野社(くまのしゃ)
- 白山社(しらやましゃ)
- 愛宕社(あたごしゃ)
- 金峰社(きんぼうしゃ)
- 春日社(かすがしゃ)
- 香取社(かとりしゃ)
- 諏訪社(すわしゃ)
- 松尾社(まつおしゃ)
- 阿蘇社(あそしゃ)
商売繁盛・縁結び・厄除け・開運などの幅広いご利益があるとされています。
こんなに神様が!
どんな願いことでも叶いそうだね!
美御前社(うつくしごぜんしゃ)
ご祭神
宗像三女神(むなかたさんじょしん)
–多岐理毘売命(たぎりびめのみこと)
–多岐津比売命(たぎつひめのみこと)
–市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)
天正19年 (1591)に鎮座。
ご祭神には、容姿端麗な美の神様である宗像三女神を祀っています。
芸能・美容に関するご利益があるとされています。
舞妓さん、芸妓さん、美容師さんなどの美容や芸能関係者の方々から人気のある神社です。
さっき、櫻井が教えてくれた神社だ!
祭日である11月の第3月曜日は「美御前社理容美容感謝祭」が執り行われ、美容業界の関係者が多く参拝しに来ます。
美容水
社殿前には、「美容水」と言われるご神水が湧き出ており、肌につけると身も心も美しく磨かれると言われています
※飲料水ではないので、飲まないでください。
参拝方法は以下の通りです。
・まずは、美御前社に参拝します
・次に、手のひらで美容水すくい、肌に3滴ほど付けます。
肌につけると…。
悪王子社(あくおうじしゃ)
ご祭神
素戔嗚尊荒魂(すさのをのみことあらみたま)
明治11年 (1878)に鎮座。
ご祭神には、八坂神社の主祭神である須佐之男尊の荒魂(あらみたま)を祀っています。
開運・厄除・災難除けのご利益があるとされています。
※悪王子社の「悪」は、「強力」という意味だと言われています。
大神宮社(だいじんぐうしゃ)
ご祭神
天照大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受大御神
平成28年(2016)に修繕されました。
ご祭神には、天照大御神と豊受大御神を祀っています。
命婦稲荷社(みょうぶいなりしゃ)
ご祭神
三狐神(みけつかみ)
平成20年(2008)に修繕されました。
ご祭神には、食物の神である三狐神を祀っています。
商売繁盛・開運・五穀豊穣のご利益があるとされています。
玉光稲荷社(たまみついなりしゃ)
ご祭神
宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)
文化14年 (1817)に鎮座。
ご祭神には、五穀豊穣の神である宇迦之御魂神を祀っています。
商売繁盛・開運・五穀豊穣のご利益があるとされています。
八坂神社へのアクセス
最後に八坂神社へのアクセス方法をまとめておきます。
公式サイトはこちら
https://www.yasaka-jinja.or.jp/
所在地
〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側625
電車の場合
- 京阪電車「祇園四条駅」より徒歩5分
- 阪急電鉄「京都河原町駅」より徒歩8分
バスの場合
「祇園」バス停より徒歩2分
車の場合
駐車場が無いので、近くのコインパーキングを利用しましょう。
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八坂神社の解説はどうだった?
すごく参考になった!
美容以外にもいろんなご利益がもられるんだね!
そうだよ!
そういえば、コンテストって何を競うの?
この美しい毛並みを競うんだよ!
毛並みを競うのか…。
毛に関する神社の方が良かったかな…。