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【完全解説】今さら聞けない”神社参拝の作法と手順”【絶対に押さえておくべき必須マナー18選】
櫻井…。
今更なんだけど、たぬきね神社の参拝方法あんまり知らないの…。
そしたら、今回は神社参拝の作法と手順について解説していくね。
これさえ押さえれば安心だからね。
作法って難しそう…。
そんなことないよ!
より清々しい氣持ちで参拝できるようにするためのマナーであって、そこまで縛られる心配はないよ。
一番大切なのは敬虔な心でお参りすることだよ。
鳥居の前でのマナーと手順
おたぬきに質問!
神社に参拝する時、まず最初にくぐるものは何かな?
鳥居!
正解!
鳥居には、一般の世界と神域を区切る結界のような意味合いがあるとされているんだよ。
へぇ〜、そうなんだ!
まずは、鳥居に関する基本的なマナーと手順を解説していくよ!
鳥居をくぐるときは軽く会釈をする
鳥居をくぐる前に一度立ち止まり、軽く会釈をするようにしましょう。
神域にお邪魔するような氣持ちで会釈をして、心の中で区切りをつけると良いでしょう。
雑談をしながら、なんとなく通り過ぎるのは勿体無いです。今から神域に入るぞと心を引き締めることでご利益をいただきやすくなるのではないでしょうか。
また、心の中で区切りをつけておくことで、「鳥居に入った瞬間なんか空氣が変わったぞ」みたいに、明らかなエネルギーの違いを感じ取るきっかけにもなるでしょう。
鳥居の前のお辞儀の角度は約15度で1秒間程度を意識すると良いよ。
15度のお辞儀…。
帽子をかぶっている場合は脱帽してから会釈する
帽子をかぶっている場合は、脱帽するのが礼儀です。
日常生活でも、目上の人と接する場合、帽子を脱ぐのが当たり前だと思うので、それと同様に敬意を表する意味合いがあります。
帽子も脱ぐのか!?
言われてみればたしかに!
しかし、病氣などで帽子をかぶっている場合は、無理に脱がずとも神様は理解を示してくれると思います。あまり形式に捉われすぎる必要は個人的にはないと思っています。
左から入るときは左足から・右から入るときは右足から
この作法は参道の真ん中「正中」にお尻を向けないためにあると考えられます。
鳥居を左側でくぐるときに右足から入ると、正中にお尻が向いてしまいますし、左右逆もまた然りです。
神様の通り道に失礼のないように、「左から入るときは左足から・右から入るときは右足から」と覚えておくと良いでしょう。
また、左と右どちらからも入れる場合、鳥居の左側をくぐるようにする方が多いです。これは本殿から見て右側の方が位が低い(=鳥居に向かって見た場合、左側の方が位が低い)とされるので、あえてそちらを通ることで敬意を示しているわけです。
へぇ〜。そうなんだ!
左側から左足で入る…。
参道でのマナー
鳥居をくぐると参道を歩くことになるよ。
参道広いから走りやすくて好き!
参道では走っちゃダメだよ!
参道は人間だけでなく、神様の通り道でもあるんだ。
マナーを守って歩くようにしようね。
参道にマナーなんてあるの!?
マナーに縛られすぎる必要はないけど、一般的なマナーを押さえておくと氣持ちの良い参拝ができるよ!
参道の真ん中は避けて歩く
参道の真ん中は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様の通り道だとされています。
正中っていうんだ
正中を避けて、端を歩くのが基本マナーです。
とはいえ、人とすれ違う際なども頑なに中央を避けて歩くのは明らかに不自然です。形式に捉われすぎない柔軟な心を持つことも大切なのではないでしょうか。
参道の中央を横切る際は、軽く頭を下げながら通ったり、心の中で「失礼します」のように敬意示したりすれば大丈夫です。
不要な無駄話は避ける
完全に無言でいる必要はないと思いますが、参拝している人がいる中、後ろで大声でおしゃべりするのは明らかに敬意が足りない行為です。
また、適当な無駄話をしていると、無自覚に不謹慎な言葉を出してしまう可能性があるので、それを防ぐ意味でも、不要なおしゃべりを避ける意識を持っておくと良いでしょう。
なるほどね!
参拝の時に友達とおしゃべりしてるかも…。
手水舎でのマナー
おたぬきは、手水舎で手を清めるのは何故か知っている?
う〜ん、なんでだろう?
手水舎で行う禊(みそぎ)の由来は『古事記』によると、イザナギが黄泉の国で穢れを見たと感じたあと、川で「みそぎ祓い」をしたことからきているんだよ。
そんな昔の話からきているんだ!
その際は、裸で川に潜り全身を清めたそうだよ。
この由来からもわかるように、神社参拝前は禊として全身を清めるのが望ましいとされているんだ。
でも、それではあまりに手間がかかるので手水舎では簡易的に手を清めることになったんだよ。
そんな由来があったんだね!
拝殿で参拝する前には手水舎で手を清め、清々しい氣持ちになると良いよ。
そのためにも、手水舎でのマナーについて説明していくね!
手水舎の手順は「左手から清める」と覚える
普段あまり神社参拝に行かないと、手水舎で「あれ、どっちからだっけ?」となりがちですよね。
覚えやすいように、まずは「左手から洗う」とだけ覚えておくことをおすすめします。
神道の考え方に「左の方が位が高い」というのがあるのです。
詳しい手順は下記。
右手で柄杓を取り、左手を清める
↓
左手に柄杓を持ち替え、右手を清める
↓
再び右手に柄杓を持ち、左手に水を汲んで、その水で口をゆすぐ
↓
柄杓をたて、手で持った部分を洗い流す
↓
柄杓を元の位置に戻す
手水舎にも順番があるんだね。
柄杓に直接口をつけるのはNG
柄杓で口を清めるときは、左手に水をくみ、そこに口をつけるようにしましょう。
左手に水をくむのか…。
直接柄杓に口をつけるのはマナー違反ですし、衛生的にも望ましくありません。
また、ゆすいだ水を口から出すときは、周囲の人から見えないように静かに行うと丁寧です。
口をゆすぐのに抵抗がある場合は「唇を拭う」くらいでOK
神社によっては、「この水衛生的に大丈夫なのかな?」と感じることがよくあります。
虫がとまっていたりすると、口をゆすぐのはなんとなく抵抗があるのではないでしょうか。
それは嫌かも…。
そのような場合は唇を軽く拭うくらいにしておくと良いでしょう。
水を汲むのは一回だけ
手水舎で水を汲むのは最初の一回だけです。
全ての動作を一杯の水で行います。
それぞれの動作で使う水の量を計算して、一杯で足りるように意識しましょう。
計算…。
たぬきできるかな…。
お賽銭のマナー
櫻井!質問!
お賽銭ってどのくらい入れればいいの?
あと、投げ入れてもいいの?
次は、お賽銭について説明していくね!
お賽銭の金額について
お賽銭の額についてはいろいろなことが言われています。
5円玉に「ご縁がある」と意味合いを持たせたり、それでは金額が少ないからと50円を入れたり、人によって様々でしょう。
たぬきはね、いつも5円玉入れてるよ!
「この金額が絶対に正しい」みたいなものは特にないと思われるので、ここは自分の氣持ちとして最もしっくりくる金額を選択すれば良いのではないでしょうか。
個人的な流派になりますが、私は「今持っている金額の中で最も金額の高い硬貨をお賽銭とする」というルールを持つようにしています。
このルールを採用することで無駄な思考を出さずに参拝できるので重宝しています。多くの場合は500円玉になりますが、その時々に応じて100円だったり、10円だったり様々です。
とはいえ、「これが正解」という基準はありませんので、一つの参考としていただければと思います。
なるほどね!一番大きい金額の硬貨を入れるのか!
お賽銭を投げつけるのはNG
お賽銭を入れるときは、そっと丁寧にお渡しすると良いでしょう。
間違っても激しく投げつけるのはNG。
そうなんだ!
たまに投げる人見かけるから大丈夫だと思ってた!
「お賽銭は神様のよりしろ」のような氣持ちを持っておくと良いと思っています。
神様をお呼びする媒介としてお賽銭のイメージをとらえておけば、粗末に扱うことはなくなるのではないでしょうか。
拝殿でのマナーと手順
次は、拝殿でのマナーと手順について説明していくね!
一番大事な部分!
一般的な手順は下記。
軽く会釈(15度)
↓
(鈴があれば)鳴らす
↓
お賽銭を入れる
↓
二礼(90度)
↓
二拍手
↓
感謝と祈り、祝詞
↓
一礼(90度)
↓
軽く会釈(15度)して拝殿から退く
以下、一つ一つ解説していきます。
鈴を鳴らす
軽く会釈した後、鈴を両手で持ち、2~3回鳴らします。
チャリン!チャリン!
鈴を鳴らす意味としては、「神様に自分が来たことを伝える合図」だったり、「鈴を鳴らすことで魔を祓う」だったりがよく言われるところです。
いずれにせよ、神様は魔除けの鈴の響きを好むと言われているので、どちらも的を射ているのではないでしょうか。
伊勢神宮や出雲大社など、鈴緒がない神社も多いので、この手順が必要ないこともあります。
二礼
お賽銭を入れ、まず二礼を行います。
拝殿でお辞儀をするときの角度は90度を意識してください。深々と頭を下げます。
ここは、90度なんだね。
意識していないと高速でサッとお辞儀をして済ませてしまいがちなのですが、3秒くらいかけてゆっくり行うのが望ましいです。
90度頭を下げた時に「ゆっくり深呼吸」をすると、ちょうど3秒くらいになるのでおすすめです。
ところでなぜ90度のお辞儀を2回行うのか疑問に感じるかもしれません。
これは天と地のそれぞれにお辞儀をしているからだと言われています。
天で生まれた天津神(あまつかみ)と地で生まれた国津神(くにつかみ)の両方に敬意を表しているわけです。
お辞儀の回数にも意味があるんだ!
二拍手
その後、2度柏手を打ちます。
柏手で意識する手順は下記。
胸の前ほどの高さで合掌する
↓
右の手のひらを左の手のひらから少し下にずらす(右が一関節分ほど下)
↓
2回拍手
↓
一関節分のズレを元に戻して合掌
右手を下にズラすことで、パンパンと音の響きが良くなります。
また、これは「天地創造」の意味合いがあると言われています。左手は陽・右手は陰であり、それをズラすことで天と地が生み出されるということのようです。
そしてそれを再び合掌に戻すことで、神様と人間が一体化する表現なのでしょう。
へぇ〜、そうなんだ!
感謝と祈り、祝詞
2回柏手を打った後に、心の中で祈りを捧げます。
一般的な手順は下記。
住所
↓
氏名
↓
参拝への感謝
↓
祝詞
この順番はあくまで一例なので、入れ替えても問題ありません。また、生年月日を伝えるなど、各人がしっくりくる祈りを行えば大丈夫です。
祝詞にも種類がありますが、神社の案内によく記載されている祝詞は「はらいたまえ、きよめたまえ、かむながら、まもりたまえ、さきわえたまえ」です。
これは「お祓い下さい、お清め下さい、神様のお力により、お守り下さい、幸せにして下さい」という意味のようです。
あまり長くないので、覚えておくと良いのではないでしょうか。
はらいたまえ、きよめたまえ、かむながら…。
その後、深々ともう一度一礼し、会釈して拝殿を退いて参拝の一連の手順は完了です。
二礼二拍手一礼ではない神社もある
現在は多くの神社で二礼二拍手一礼が一般的になったのですが、神社によっては手順が異なる場合もあります。
例えば、出雲大社では「二礼四拍手一礼」が正式な参拝方法となっていて、公式ホームページにもそのように記載されています。
大分県「宇佐神宮」や新潟県「弥彦神社」も「二礼四拍手一礼」を正しい参拝方法としているようです。
神社によって違うんだ!
参拝前に神社について調べるの大事だね!
参拝後のマナー
最後に、拝殿で参拝を終え、境内から出る時のマナーを説明するね!
覚えること多いな…。
基本的には、鳥居をくぐり拝殿に向かうときと同様の内容だよ。
帰りの参道も中央を避けて歩く
帰りの参道も、行きと同様、神様の通り道である正中を避けて歩きます。
左右どちらかに寄って歩くことを意識しましょう。
他の参拝客がいる場合、本殿に向かって左側を歩く方が多いので、帰り道は本殿を背に左側を歩くことになる場合が多いです。
参道は走っちゃダメなんだよね!
そうだよ!
鳥居を出たら振り返って会釈
最後に鳥居を出たら、一度立ち止まり、振り返って境内に向かって軽くお辞儀をしましょう。
参拝前と同様、15度程度の角度で会釈し、時間としては1秒間ほどが目安です。
この会釈をもって、神域から出ることになります。
「参拝させていただきありがとうございました。これから頑張っていきます」というような感覚になっていれば素晴らしいですね。
会釈する時に、神様にお礼や意気込みを伝えるのもいいかもね!
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「神社参拝の作法と手順」の解説はどうだった?
すごい参考になったよ!
今回紹介した内容は一般的によく言われる参拝のマナーだよ。
清々しい氣持ちで参拝できるようになるから知っておいてね!
たぬきの参拝方法少し間違ってたから、気をつけて参拝しないと。
これが「絶対に正解」だというわけではないから、形式に捉われすぎて神社参拝の本質を見失わないようにね。
敬虔な氣持ちで参拝できれば神様はご神徳を授けてくれるはずだよ。