太陽星座から自分らしさを読み解こう【西洋占星術-超入門講座③】

自分の太陽星座を再確認しよう

前回の講座では、ネイタルチャートで太陽・月・土星の位置を見つけ、それぞれのサインを確認しました。

このようなメモが作成できているはずです。

今回はこのうち、太陽のサインについて深掘りしていきます。

太陽星座が象徴しているのは「自分らしさ」

太陽は「自分らしさ」を象徴しています。

人には色々な顔がありますが、太陽はあなたが生きるエネルギーそのもの。

あなたが世界に見せていく顔であり、太陽のサインから「人生の方向性」や「仕事」「目的」「使命」などが読み解けます。

太陽系の中心ですから、占星術においてもその影響力は圧倒的。エネルギーを他の天体に放出していきます。

あなたが自分自身の人生を生きようとするとき、その進むべき道を教えてくれるものが太陽です。

「自分らしさ」と「生まれ持った性格」は別物

テレビや雑誌の占いで「OO座の今日の運勢は〜」などと言われるとき、そのOO座はほとんどの場合、太陽のサインのことを言っています。

「OO座の人の性格は〜」みたいに言われても、「いや、全然違うんだけど…」みたいに思ったことはありませんか？

それもそのはず。太陽のサインが示しているのは「自分らしさ」です。「生まれ持った性格」とは少し意味合いが違うのです。

「自分らしさ」とはなんでしょう？
考えてみたことはあるでしょうか。

自分にとってすごく大事な部分だけど、自分自身でよくわかっていない人も多いのではないでしょうか。

「自分らしさ」は、自分自身の人生を一生懸命に生きることで、徐々に自ら発見していくものであり、自ら目覚めさせる必要のあるものです。

生まれてすぐにわかるものではありません。

占星術には「年齢域」という概念があるのですが、太陽の年齢域は25〜35歳。「自分らしさ」とは、大人になって自己実現していくタイミングでわかってくるものなのかもしれません。

太陽のサインを読み解くことで、そんな「自分らしさ」を自覚するきっかけになります。

太陽星座12サインそれぞれの特徴

さて、それでは実際に、太陽星座ごとに「自分らしさ」を読み解いていきましょう。

今回は「西洋占星術-超入門講座」なので、太陽×各種サインの特徴をザッと表示していきます。

太陽が牡羊座：チャレンジ精神旺盛。困難があると燃える。

太陽星座が牡羊座の人は、新しいことにワクワクし、チャレンジ精神旺盛で、直感に従ってあらゆることに突き進んでいきます。

多少の困難ではめげず、むしろ困難に対して燃えるようなやる気を出します。

現状に満足せず、先の見えない状況に飛び込んでいくような勇気を持っています。

情熱を持って行動していくことで自分自身の人生を創造し、なぜ自分が生きているのかという存在理由を明確にしていきたいという思いが強いです。

太陽が牡牛座：粘り強い。最後までやり抜き現実的な成果を生む。

太陽星座が牡牛座の人は、自分の欲しいものを求めて、着実に努力し続ける粘り強さが特徴です。

あまり変化を好まず、石橋を叩きながら、職人気質で同じことを繰り返すことに喜びを感じます。

着実に自分のレベルを上げ、自分の欲しいものを現実的に手にしたり、体験することを好みます。

お金を扱う仕事や、五感を活かして芸術を生み出すような仕事に適性があるとされています。

太陽が双子座：フットワークが軽い。あらゆるものを繋ぎ合わせる。

太陽星座が双子座の人は、フットワークが軽く、頭の回転も早いのが特徴。

色々な角度から情報収集し、それを自分なりに繋ぎ合わせることができるコミュニケーション上手です。

常に新しい刺激を求めているので、ルーティンワークより、軽やかに新鮮な体験を繰り返せるような仕事に適性があります。

世界の仕組みを理解したいというような好奇心が強く、物質的・現実的なものより、精神的・抽象的なものに価値を感じる傾向が強いようです。

太陽が蟹座：仲間を守る。愛のある繋がりに喜びを感じる。

太陽星座が蟹座の人は、仲間認定した人に愛情を注ぎ、味方を守るために戦うのが特徴。

恋人や家族、友達、仕事仲間、などなど、信頼できる人に囲まれているような人生を好みます。

この世界の中で、自分が安心安全に過ごせる居場所を作りたいという思いが強いです。

孤独になることや世界から疎外されることを恐れ、人から愛を持って受け入れられるような、気持ちで通じ合う環境を必要としています。

太陽が獅子座：存在感がある。認められることで輝く。

太陽星座が獅子座の人は、子供のような無邪気さがあり、堂々としていてエネルギッシュです。

自分自身に誇りがあり、自己表現がうまく、人を惹きつけるような魅力があります。

負けず嫌いで、勝ち抜くための努力を惜しみません。自分や自分の生み出したものが認められることで輝くことができます。

集団の中で、如何に存在感を発揮していくかというところにエネルギーを注ぎます。

太陽が乙女座：実務能力が高い。人の役に立ちたい。

太陽星座が乙女座の人は、頭脳明晰で、どんなことでも着実にこなす力があります。

細部へのこだわりがあり、完璧主義で自分に厳しい一面があります。

人の役に立つことに喜びを感じ、人からの要望に応えようとするため、周りから頼りにされることが多いです。

しかし、行き過ぎると自己犠牲モードに入り、潰れてしまうこともあるので、注意が必要です。

太陽が天秤座：バランス感覚抜群。あらゆるものを調和する。

太陽星座が天秤座の人は、バランス感覚に優れ、さまざまな人と関わったり、色々な情報を扱ったりする力があります。

駆け引きのタイミングをバッチリ掴んでいるので、嫌味のない人付き合いをすることができます。

サービス精神も旺盛で、美的感覚にも優れているので、自分を素敵に表現するのが得意です。

調和の取れた関係性を好み、人との関わりの中で自分を見つめ、自分らしさを発見していこうとする傾向があります。

周りと自分を比較する癖がありますが、それがネガティブに作用すると卑屈になり、ポジティブに作用すると自分のレベルアップに繋がります。

太陽が蠍座：一つのことを極める。探究心が強い。

太陽星座が蠍座の人は、集中力や洞察力が抜群で、物事の本質を見抜く目を持っています。

一つのことを突き詰めていく探究心のある人が多いです。

他人との関わりや、失敗経験から自分らしさに氣づく傾向があります。

表面的ではない、相手との深い部分での繋がりを求めます。

太陽が射手座：理想が高い。世界への好奇心が強い。

太陽星座が射手座の人は、小さなことにはこだわらず、楽天的な傾向があります。

束縛を嫌い、直感の赴くままに行動し、成長していくことに人生の意義を感じます。

目標を達成すると、また新たな目標を見つけ、行動力とそのスピード感がすごいです。

新たな世界に触れ、価値観を広げていくことで、自分らしさを見つけていきます。

太陽が山羊座：努力家。無駄なことを徹底して省く。

太陽星座が山羊座の人は、地に足のついた人生を好み、自分を抑えてでも努力を惜しまない傾向があります。

責任感が強く、コツコツと着実かつ効率的な努力をすることができます。

メリット・デメリット、必要・無駄の判断に優れ、不要なものは徹底的に省こうとします。

自分が現実的に達成した成果を重視し、その結果として社会的なステータスや肩書きなどを重んじることが多いです。

太陽が水瓶座：独創的。世の中のために個性を活かす。

太陽星座が水瓶座の人は、人と違った視点や独立心を持っています。

自由な発想と独創的なアイデアを持っているので、オリジナリティを発揮できる環境で輝けます。

境界線がなく、人ともフレンドリーに接するので、さっぱりした性格の人も多いです。

常識やルールに束縛されることを嫌いつつ、集団の中で如何に自分らしさを発揮するのかを学んでいきます。

太陽が魚座：無限のイメージ力。一体化しようとする。

太陽星座が魚座の人は、優しい性格で人のために行動することができます。

無限のイメージ力をうまく活かすことができれば、無限の可能性を持っています。

一方で、それがネガティブに作用すると、心を病んでしまうので要注意。

根底には「私たちはつながっていて、本来一つの存在なんだ」というような思いがあり、そこからあらゆるものの隔たりを溶かしたいという欲求が生まれてきます。

太陽のサインの特徴をメモしよう

お疲れ様でした！
今回の講座はここまでです。

太陽のサインから「自分らしさ」を見つけるヒントは得られたでしょうか？

注意点として、今回の解説はあくまで一例だということを覚えておいてください。

自分の人生と照らし合わせながら、自由にイメージを膨らませ、自分なりの解釈を見つけていきましょう。

それでは、忘れないように、前回のメモに下記の記述を追加しましょう。