【東京】烏森神社【芸能の神様アメノウズメを祀るパワースポット】

烏森（からすもり）神社の概要

烏森神社は東京都港区新橋にある神社です。

商売繁盛、技芸上達、家内安全、諸事円満、福貴繁栄、必勝祈願成就のご利益があるため、幅広い層から人気の神社です。

天鈿女命[アメノウズメ]を祀っているため、特にダンスや舞踊に関するご利益が高いです。

アクセスは、JR新橋駅より徒歩2分ほど。

烏森神社と同様、JR新橋駅には「烏森口」という名前の出口がありますが、これはここの地名が昔は「烏森」であったことに由来しています。

昔はこの地周辺に松林が広がり、烏が多く集まって巣を作っていたため、「烏森」と呼称されるようになったそうです。

昭和7年に「烏森」という町名が「新橋」に改名され、現在まで続いていますが、烏森神社と烏森口は当時の地名を残しています。

烏森神社参拝前の前提知識

烏森神社の由来

烏森神社は平安時代に藤原秀郷が創建しました。

天慶3年（940年）に平将門が謀反を起こした時、それを鎮圧するために武将の藤原秀郷（俵藤太）が武州にある稲荷神社に戦勝祈願しました。すると、白狐が現れて白羽の矢を授けてくださり、その力で鎮圧できたそうです。

これに感謝し、神社を創建しようとした折、夢の中で白狐が「神鳥が集まる地は霊地だ」と告げました。

そこで、桜田村の森（社殿が現在建っている土地）を訪れると、お告げの通り大群の烏がいる場所があったので、その場所に神社を創建しました。これが「烏森稲荷」の始まりと言われています。

時は進み江戸時代。明暦の大火（世界三大大火の一つ）により、江戸中が焼け野原になってしまったのですが、そんな中、烏森神社だけ不思議にも火事を免れていました。

明治6年（1873）「烏森稲荷社」から「烏森神社」に社名を改め、昭和46年（1971）に現在の御社殿が造営されました。

新橋エリアの守り神として今でも多くの人々から愛されています。

心願色みくじ

烏森神社のおみくじは「心願色みくじ」と呼ばれ、色によって対応する願掛けが違うそうです。

各色が対応している願いは以下のとおりです。

• 赤：恋愛・良縁
• 黄：金運・幸運・商売
• 青：厄祓・仕事・学業
• 緑：健康・家庭

同色のペンで願い事を書いた後に、結び紐に付けます。後日、神職が願い札を用いて心願成就祈願を行ってくれます。

超大吉を当てると、超大吉御守と強運をみんなにお分けする福分けセットが授与されます。

江戸三森神社の一社

烏森神社は、「江戸三森」（えどさんもり／えどさんしん）の一社に数えられています。

江戸三森とは、太田道灌が定めた社名に「森」の字が入る神社三社の総称のことです。江戸以前から創建されており、人々から厚く信仰されてきました。

江戸三森は下記の3社です。

• 椙森神社（日本橋）
• 柳森神社（神田）
• 烏森神社（新橋）

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烏森神社の境内案内

社殿

ご祭神
倉稲魂命[ウカノミタマ]
天鈿女命[アメノウズメ]
瓊々杵尊[ニニギ]

芸能の神である天鈿女命を祀っている数少ない神社の一つです。

アメノウズメが芸能の神様と呼ばれるのは、岩戸に隠れたアマテラスを呼び戻すために、上半身裸で踊り、八百万の神々を沸かせたことに由来しています。

都内でアメノウズメをご祭神としている神社は下記。

• 青渭神社（稲城市）
• 御園神社（大田区）
• 大宮神社（日野市）
• 車折神社（江東区）
• 三宅宮（銀座）

また、京都の車折神社・芸能神社は多くの芸能人の名前が掲載されていることで有名ですが、この芸能神社のご祭神もアメノウズメです。

アメノウズメの他にも、ウカノミタマやニニギを祀っており、商売繁盛・芸能上達・厄除け・夫婦和合・縁結び・諸願成就のご利益があるとされています。

烏森神社へのアクセス

最後に烏森神社へのアクセス方法をまとめておきます。

公式サイトはこちら
http://karasumorijinja.or.jp/

所在地

〒105-0004 東京都港区新橋２丁目１５−５

電車の場合

• JR「新橋駅」（西口、日比谷口）より徒歩2分
• 東京メトロ銀座線、都営浅草線「新橋駅」より徒歩3分

車の場合

駐車場は無いので周辺のコインパーキングを利用しましょう。

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