【千葉】香取神宮【意を決するパワースポット】

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おたぬき

今日は何もかもうまくいかないなぁ…。

櫻井

おたぬき、どうしたの?大丈夫?

おたぬき

何してもやる氣が起きなくて、失敗ばかりするの…。

櫻井

そしたら、千葉県にある「香取神宮」に行ってみたら?

おたぬき

ん?どこそれ?どんなご利益があるの?

櫻井

「意を決す場所」と言われていて、以下の人におすすめのパワースポットだよ!
・道を開きたい
・現状を切り抜けたい
・人生レベルの勝負に勝ちたい


今から解説していくね!

目次

香取神宮(かとりじんぐう)の概要

香取神宮千葉県香取市香取にある神社です。

正確な創建年は不明ですが、神武天皇18年(紀元前643)とされています。

おたぬき

紀元前!そんな歴史があるの!?

歴史ある神社で、いくつもの文化財を所蔵しており、本殿や狛犬などは重要文化財に指定されています。

全国に約400社ある香取神社の総本宮がここ。

鹿島神宮・息栖神社とともに東国三社巡りの一社に数えられており、地図上で3社を結ぶと、直角2等辺三角形になり、神聖なエリアだと言われています。

『延喜式』の「神名帖」に記載されている全国の神社の中で、伊勢神宮のほかに「神宮」と名付けられている神社は鹿島神宮と香取神宮のみだという点を考えても、香取神宮はものすごく格式高い神社であることがわかります。

ご祭神には、経津主大神[フツヌシ](※またの名を伊波比主(イハイヌシ)大神)が祀られており、『日本書紀』ではタケミカヅチと共に出雲の国譲りで功をなした神様だと伝えられています。

  • 安産
  • 開運
  • 勝運
  • 仕事運
  • 縁結び
  • 道開き
  • 厄払い
  • 心願成就

などのご利益があるとされています。

とりわけ勝運のご利益が高く、古来は鹿島神宮と共に「国家鎮護の軍神」「勝利の神様」「武術の神様」として朝廷や武士から崇敬されてきました。

約37,000坪もある境内は、香取の森(別名:亀甲山)と呼ばれる神域で、千葉県指定天然記念物に指定されています。

櫻井

香取の森にある植物には精霊が宿っているとされており、歩くだけでポジティブな氣がもらえるとされていますよ。

12年に一度開催される「神幸祭(じんこうさい)」は、経津主大神が東国を平定した様子を再現した、歴史ある祭事です。神幸祭では、千葉県無形文化財に指定されている香取神道流の奉納演舞を見ることができるので、ぜひ参加してみてください。

おたぬき

たぬき見てみたい!

アクセスは、JR成田線「佐原駅」から車で10分

周辺には、香取市佐原伝統的建造物群保存地区津宮古墳群伊能忠敬記念館伊能忠敬旧宅などの歴史的な観光スポットがあります。

香取神宮参拝前の前提知識

櫻井

香取神宮を訪れる前に絶対に知っておくべき前提知識を3つまとめました。
何も知らずに参拝に行くのではなく、ある程度知識を押さえてから訪れることで、より豊かな時間を過ごせるはずですよ。

神話「出雲の国譲り」について

ご祭神であるフツヌシは「出雲の国譲り」で登場する神様です。

櫻井

「国譲り?なんとなくは知ってるけど…」という方は鹿島神宮参拝前に簡単に復習しておきましょう。

※この神話に出てくる「葦原中国(あしはらのなかつくに)」は、出雲地方を指しています。

はるか昔、葦原中国は大国主神[オオクニヌシ]が治めており、神々が争い乱れていました。

その様子をご覧になった天照大神[アマテラス]は息子が収めるべきだと考え、八百万神に教えられた天穂日命[アメノホヒ]を遣わします。

しかし、葦原中国を平定するどころか、大国主神の家来になってしまいました。

次に、天稚彦[アメノワカヒコ]を遣わしました。

しかし、大国主神の娘である下照姫[シタテルヒメ]を妻にしてしまい、またしても帰ってきませんでした。

裏切りが二度続いたので、もう一度八百万神に相談したところ、神々が「経津主大神[フツヌシ]こそふさわしい」と口を揃えて言います。

そこへ、武甕槌大神[タケミカヅチ]が名乗り出たので、二柱を葦原中国に遣わしました。

久那戸神[クナド]と天鳥船命[アメノトリフネ]の二柱に道案内をされ、稲佐の小汀(いなさのおはま)に着いた経津主大神と武甕槌大神は、十握剣[トツカノツルギ]を抜き、逆さに突き立て、剣の上であぐらをかき言いました。

「葦原中国は天照大神の息子が統治する」

それを聞いた、大国主神の息子である建御名方命[タケミナカタ]が「欲しければ力比べをしろ」と言いました。

建御名方命は武甕槌大神の強さに命乞いをし、葦原中国を譲りました。

経津主大神と武甕槌大神は、大国主神から平国の広矛[クニムケノヒロホコ]を受け取り、葦原中国の神々を平定して、天照大神の元へ復命されました。

以上が「国譲り」神話の簡潔な内容です。

おたぬき

神話って面白いよね。

東国三社巡りについて

国譲り神話に出てくる、神々をそれぞれお祀りしている神社を総称して「東国三社」と呼び、三社詣りすることで、強力なご利益が授かれるとされています。

東国三社は、以下の3社です。

  • 香取神宮(千葉県香取市)
  • 鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)
  • 息栖神社(茨城県神栖市)

香取神宮(かとりじんぐう)では、経津主大神を祀っています。

鹿島神宮(かしまじんぐう)では、武甕槌大神を祀っています。

息栖神社(いきすじんじゃ)では、経津主大神と武甕槌大神の道案内をした、久那戸神と天鳥船命の二柱を祀っています。

ご祭神が葦原中国を平定した神であり「国家鎮護の軍神」「勝利の神様」「武術の神様」と呼ばれていたことから、皇室からも厚く崇敬されてきました。

櫻井

香取神宮参拝の際は、もう少し足を伸ばして鹿島神宮と息栖神社も訪れてみてはいかがでしょうか。

境外摂社について

香取神宮には摂末社が、摂社9社(境内3社、境外6社)、末社21社(境内7社、境外14社)の計30社あります。

おたぬき

そんなにあるの!?

ここでは、絶対に押さえておいてほしい境外摂社2社についてご祭神やご利益を解説しておきます。

大戸神社(おおとじんじゃ)

ご祭神
天手力男神[アメノタヂカラオ]

千葉県香取市大戸に鎮座している神社です。香取神宮から西8kmの場所にあります。

櫻井

大戸神社は香取神宮の元宮だと推定されていますよ。

社伝によれば、創建は景行天皇40年(西暦110)。日本武尊[ヤマトタケル]が東征の際に、蝦夷征伐祈願のために大戸の地に勧請したのが始まりとされています。

白雉元年(650)、現在地に社殿を造営。現在の社殿は宝永4年(1707)に改築されたものです。

ご祭神に、天手力男神[アメノタヂカラオ]を祀っており、勝運・技芸上達・スポーツ上達のご利益があります。

鳥居の左手には椎の巨木があり、拝殿前には樹齢600年のご神木があります。また、本殿の裏には縁結夫婦杉があるなど、境内には、いくつものパワーツリーがあります。

拝殿の中には、神話「天岩戸(あまのいわと)」の一場面の絵が飾ってあります。

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側高神社(そばたかじんじゃ)

ご祭神
不明

側高神社は香取神宮の第一摂社であり、千葉県香取市大倉に鎮座しています。香取神宮から北東4kmほどの場所にあります。

創建は、香取神宮と同時期の神武天皇18年(紀元前643)。

天孫降臨の際に経津主大神が造化三神を奉齋したのが始まりとされています。

ご祭神は、「言わず語らずの神」として秘匿されていますが、万物の根源とされている造化三神の天之御中主神[アメノミナカヌシ]・高皇産霊神[タカミムスビ]・神産巣日神[カミムスビ]とされています。

健康運・病気平癒の強力なパワースポットとされており、訪れると病気の症状が軽減するとか。

おたぬき

この氣だるさも治るかな?

境内には、千年杉や夫婦杉といったご神木があり、いくつものパワーツリーがあります。

香取神宮の境内案内

櫻井

ここから境内の見所を紹介していきます。
ご祭神やご利益に関しても説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

朱塗の大鳥居

参道商店街を抜けてまず最初に現れるのがこちらの「朱塗の大鳥居」。香取神宮の第二の鳥居です。

神域への入り口に相応しい雰囲気を放っています。一礼し、境内に入ります。

津宮鳥居河岸(つのみやとりいがし)

なお、第一の鳥居は香取神宮から北2kmの場所にあり、利根川に面して立っています。

経津主大神がここから上陸したことから、かつて香取神宮への表参道口でした。かつてこの辺りは海で、江戸から船に乗ってくぐっていたそうです。

2002年に香取神宮の御用材を使用して建て替えられました。時間がある方は、香取神宮を訪れる前にまずはこちらに訪れると良いかもしれません。

表参道

鳥居を過ぎると、美しい参道が広がっています。

左右に立ち並ぶ灯籠が見事。神聖な雰囲気が漂います。

神池

表参道の途中には神池があります。

鯉が優雅に泳いでいました。

総門と楼門

香取神宮のシンボルである真っ赤な門

楼門は元禄13年(1700)、徳川綱吉が造営。昭和58年(1983)、重要文化財に指定されています。

楼上の額は、海軍大将の東郷平八郎が書いたものであり、楼門内に安置されている随身像は、右が武内宿禰、左が藤原鎌足とされています。

櫻井

楼門前には、徳川光圀が手植えしたと伝えられる黄門桜が咲いていますよ。

拝殿

ご祭神
経津主大神[フツヌシ]

元禄13年(1700)、徳川綱吉が造営。昭和52年(1977)、重要文化財に指定されました。

ご祭神に、勝利の神様である経津主大神を祀っており、開運・勝運・道開き・災難除けのご利益があります。

本殿と拝殿は、勇気と前進のご利益があるとして有名なパワースポットで、ご神前は「意を決す場所」とされています。

人生を切り開きたい、一歩進む勇気が欲しい方には、ぜひ参拝して欲しい場所です。

おたぬき

絶対行かなきゃ!

三本杉(さんぼんすぎ)

拝殿に参拝したあと、まずは社殿の周りをぐるっと一周しました。

拝殿のすぐ左側にある三本杉は、心願成就のご利益があるとされています。

源頼義が「三つの願いが成就するなら、この杉が三岐に別れん」と祈願したことにより、三叉に分かれたとされています。

おたぬき

3つも叶えてくれるの!

匝瑳(そうさ)神社

ご祭神
磐筒男神[イワツツオノカミ]
磐筒女神[イワツツメノカミ]

三本杉向かって右側に匝瑳神社が鎮座しています。

ご祭神には、経津主大神の父母神である磐筒男神と磐筒女神が祀られており、夫婦和合のご利益があります。

本殿

本殿裏側にもお賽銭箱があり、参拝することができます。

拝殿があまりにも大行列の時は、こちらから参拝させてもらっても良いかもしれません。

桜大刀自(さくらおおとじ)神社

ご祭神
木花咲耶姫命[コノハナサクヤヒメノミコト]

本殿裏側のお賽銭箱の反対側に鎮座しています。

ご祭神には、山の神である木花咲耶姫命が祀られており、子授け・安産・縁結び・火難除け・航海安全・農業のご利益があります。

鹿島(かしま)新宮

ご祭神
武甕槌大神[タケミカヅチ]
天隠山命[アマノカクヤマ]

桜大刀自神社向かって右側に鎮座しています。

ご祭神には、経津主大神と共に出雲の国を平定した武甕槌大神と、初代神武天皇に布都御魂(経津主大神を顕現化した霊剣)をもたらした天隠山命が祀られています。

勝利祈願・必勝祈願・厄除開運・延命長寿・病気平癒・出世成功のご利益があります。

ご神木

鹿島新宮に参拝後、社殿を一周する形で拝殿側に戻ると、ご神木があります。

立派な大木で生命力を感じます。

ご神水

ご神木のすぐ横にはご神水があります。

その場で飲むことができます。

神楽殿

拝殿向かって右側にあるのが神楽殿です。

現在の拝殿ができるまで200年以上、旧拝殿として参拝されていたそう。

諏訪(すわ)神社

ご祭神
建御名方神[タケミナカタ]

神楽殿向かって右側に鎮座しています。

ご祭神には、武田信玄をはじめとする戦国武将に崇敬されていた軍神の建御名方神が祀られており、勝運・子孫繁栄・開運招福のご利益があります。

櫻井

以上で、香取神宮の社殿をぐるっと一周した形になります。

このまま諏訪神社向かって右側に歩いて行くと奥宮に行けるのですが、社殿奥にも見所があるのでそちらにも訪れておきましょう。

北参道

本殿の奥に進むと北参道があります。桜馬場へと続く参道で、柵の朱色が美しい。

桜馬場は香取神宮の見どころの一つで、春には桜が、秋には紅葉が咲き誇ります。

六所(ろくしょ)神社・花園(はなぞの)神社

北参道近くには六所神社・花園神社が鎮座しています。

縁結び・夫婦和合・子授け・商売繁盛・病気平癒・厄除け・魔除けのご利益があります。

鹿苑

桜馬場にある鹿苑では、日本鹿が飼われています。

武甕槌大神が、経津主大神との手紙のやり取りの際に鹿を遣ったという言い伝えがあることから、鹿は香取神宮を代表する動物とされています。

馬場殿(ばばどの)神社

ご祭神
須佐之男命[スサノオ]

桜馬場を後にし、諏訪神社の方へ戻りました。そのまま手水舎の方へ進むと、右側に鎮座しているのが馬場殿神社です。

ご祭神には、農業の神様である須佐之男命を祀っており、五穀豊穣・商売繁盛・災難除け・病気平癒のご利益があります。

市神(いちがみ)社・天降(あまくだり)神社

ご祭神
事代主神[コトシロヌシ] ※市神社
伊伎志爾保神[イキシニホ] ※天降神社

馬場殿神社の左側に鎮座しているのが市神社・天降神社です。

ご祭神には、託宣神である事代主神、三十二人の防衛の一柱である伊伎志爾保神を祀っています。

豊漁・五穀豊穣・商売繁盛・福徳円満・開運・厄除けのご利益があります。

要石(かなめいし)

市神社・天降神社向かって左側の旧参道を案内板に従って進むと「要石」にアクセスできます。

要石には強い霊力が宿っており、「地震封じの要石」とも言われています。

ここで、要石に関する有名な伝承をお話しします。

古来より地震は地中に潜む大ナマズが暴れて起こすのだと考えられていました。

そこで、武甕槌大神と経津主大神の2柱は地中深くに石棒を差込み、大ナマズの頭と尾を刺し通して暴れないようにしました。

要石は鹿島神宮と繋がっており、鹿島神宮は凹型の要石で頭を押さえいて、香取神宮は凸型の要石で尾を押さえているとされています。

これにより、この地域では大きな地震がないと伝えられています。

地上に出ている部分は小さいですが、地中部分は巨大で、決して抜くことができないと言われています。

おたぬき

たぬきが抜いてみせる!

徳川光圀も、要石の正体を突き止めようと掘らせましたが、掘りきれなかったとか。

新海誠監督の『すずめの戸締まり』を彷彿させます。

押手(おして)神社

ご祭神
宇迦之御魂神[ウカノミタマ] ※お稲荷様

要石の反対側すぐ近くに鎮座しています。

ご祭神には、商売繁盛の神様である宇迦之御魂神が祀られており、金運向上・商売繁盛・五穀豊穣・諸願成就のご利益があります。

香取護国神社

要石の奥に進むと「香取護国神社」が鎮座しています。

明治以降の国難で殉じた香取郡出身者が祀られています。

旧参道側から行くと、護国神社の裏側から訪れることになるのですが、朱塗の大鳥居すぐ近くに護国神社の鳥居があったので、そちらから行くのが正式な参拝順序なのかもしれません↓

奥宮(おくのみや)

ご祭神
経津主大神の荒魂

要石から旧参道に引き返し、案内板に従ってしばらく進むと香取神宮の奥宮が鎮座しています。

拝殿だけ参拝し、帰ってしまう方も多いのですが、奥宮の雰囲気はやはり別格。無駄口を叩けなくなるような、神聖な雰囲気が感じられました。

社殿は、昭和48年(1973)の伊勢神宮遷宮の際に出た古材を使用して造られています。

ご祭神には、拝殿に祀られている経津主大神の荒魂が祀られています。荒魂は神の荒ぶる魂であり、新しい物事を生み出すエネルギーを内包しており、前に進む力を司っています。

櫻井

香取神宮屈指のパワースポットの一つで、勝運とエネルギーをもたらしてくれます。

試合や受験、就活などの大事な事の前に敬虔な心で勝利祈願に訪れることをおすすめします。

香取神宮へのアクセス

最後に香取神宮へのアクセス方法をまとめておきます。

公式サイトはこちら
https://katori-jingu.or.jp/

所在地

〒287-0017 千葉県香取市香取1697

電車の場合

  • JR成田線「佐原駅」よりタクシーで10分。バスも出ています。

車の場合

無料で利用できる駐車場があります。〈駐車台数:300台〉

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櫻井

香取神宮の解説はどうだった?

おたぬき

すごく参考になった!何しても上手くいきそうな所だね!

櫻井

それはよかった!おたぬきも参拝してみてね!

おたぬき

うん!人生が成功するように祈ってくる!



最後までお読みいただきありがとうございました。

開運のパワースポット香取神宮について解説してきました。

この記事を読んで少しでも興味が湧いたなら、ぜひ香取神宮に訪れてみてください。

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