素直に話せない本当の理由。自分の意見を言う方法とは？

素直に話せない人の特徴

「本当は自分の気持ちを伝えたいのに…。」「こんなことを伝えたかったわけじゃないのに…。」と自分の素直な気持ちを出せずに、周囲から誤解されたりして落ち込んだ経験があるのではないでしょうか？

そんな方には以下のような特徴があります。

• プライドが高い
• 恥ずかしがり屋

プライドが高い

素直になれない人は、基本的に頭が良かったり、何かで成功していたり、負けず嫌いな人が多い傾向があります。

人に任せるよりも自分でやった方が早い、成果が出るなどの成功してきた経験から自分に自信を持っており、周囲を信頼していない可能性があります。

普段から周囲に期待されながら過ごしているため、「完璧な自分を見せないと」「弱い部分を見せてはいけない」と人に頼ることや弱みを見せることに抵抗を持っているのでしょう。

プライドの高さから、たとえ自分に非がある場面でもかたくなに謝ろうとしないということも。

他人に謝ることや従うことは、自分の弱みを見せることと思い込んでしまうのかもしれません。

収入・職業・学歴の高さ、持ち物などで他人を判断するところがあり、自分と他人を比べて優劣をつけてしまうことも多々あるでしょう。

恥ずかしがり屋

素直になれない人には、恥ずかしがり屋という場合も多くあります。

常に周囲の目を気にしており、周りにどう見られているか、どう思われているかが常に気になり、自分らしく振る舞うことが苦手です。

きっと、相手の目を見て話すことや大勢の前で話すことが苦手でしょう。

友達や親などの親しい人にも自分の感情を表現するのが苦手で、自分の意見を言うことを避けてしまいがち。

悩みや不安を抱えていたとしても、他人に相談せず自分のなかで自己完結してしまうこともあります。

素直に話せない原因

素直に話せない人には、以下の3つの原因があります。

• 過去にトラウマがある
• 相手を信用できない
• 自分と向き合うのが怖い

過去にトラウマがある

素直になれない人は、生まれつき素直になれない訳ではないでしょう。

過去に本音を否定されたり、行動を笑われたりしたことが、トラウマになっているのでしょう。

そのようなトラウマがあると、自分の気持ちや意見を相手に否定されるのが怖いと感じて、素直な気持ちを伝えることをためらってしまいますよね。

• 相手はどう思っているのだろう
• 嫌われたらどうしよう
• こんな言動をしたら嫌な反応されるかも

他人から否定された経験があると、自分に対する自信を失ってしまって、何をするにも相手の反応が気になってしまって、自己本能から自分の気持ちを閉じ込めてしまいます。

一度そのような状況になってしまうと、「自分の気持ちを伝えるのは無駄な行為」と自分にブレーキをかけることが癖になってしまうのです。

相手を信用できない

過去のトラウマが原因で、人を信用することが苦手になってしまっているのでしょう。自分が傷つくことを過度に恐れているのです。

その状態では、良い人と巡り合ったとしても、「この人も私を傷つけるかもしれない」と疑いから始まり、心から信用できなくなってしまいます。

表面上は平穏に接していたとしても、心の奥底では強い警戒心を持っており、他人の良心的な行動も素直に受け止められないこともあります。

相手も雰囲気で察するので、良好な人間関係は築けなくなりますよ。

また、「常に完璧な自分を見せないと」「弱みを見せると相手に失望される」と思い込んで、相手を信用できなくなっている場合もあります。これは、プライドが高い人に多い傾向です。

常に期待されている分、失望されたらどうしようと思っているのでしょう。

まずは、「失敗＝失望」という思い込みを捨ててください。そうすれば、肩の力が抜けて、より成果を発揮できますよ。

自分と向き合うのが怖い

素直になれない原因として、自分にコンプレックスがあるなど自己肯定感が低いことが挙げられます。

もちろん、トラウマと向き合ったり否定的な感情と向き合うのは辛いことでしょう。

しかし、自分の気持ちを押し殺して他人に合わせてばかりの人生は、自分の人生を歩んでいると言えるのでしょうか？

素直に話すメリット

素直に話すことに臆病になっている人は、以下のメリットを理解して、正直に話すことへの恐怖を取り去りましょう。

• 良好な人間関係
• ストレスの軽減
• 自己理解の向上

良好な人間関係

相手に合わせてばかりだと、その場では良好な関係を築けたとしても深い関係性にはなりません。

あなたは、素直に話してくる人間と自分に合わせてばかりの人間どちらを信用しますか？

では、信用できない人間とずっと仲良くしたいと思いますか？

あなたがそう思うということは、周りもそう思っているということです。

取り繕った会話は、行動や表情に表れてしまい相手にも伝わるものです。

あなたが素直に話すことで、相手も本音で話してくれるようになり、居心地の良い関係性を構築できるでしょう。

ストレスの軽減

周囲の目を気にしてばかりで、自分の気持ちを我慢してしまう人は、ストレスが溜まりやすい傾向にあります。

本当の気持ちと実際に言葉にした気持ちが矛盾してストレスを感じ、さらには言いたいことが言えない自分に嫌気が差して余計ストレスを感じるでしょう。

しかし、自分の気持ちを正直に話せるようになれば、心がすっきりしてストレスから解放されますよ。

自己理解の向上

あなたは、自分が何を好きで、何が嫌いで、何をしたいのか、言えますか？

相手のことばかり気にしている人は、自分の感情を押し殺しているうちに自分が分からなくなってきます。

嫌なことされても怒れなくなったり、辛いことがあっても人前で泣けなくなったり、感情を押し殺す癖がついていることで、本当の自分を見失っているでしょう。

そんな人こそ、自分の気持ちを素直に話せるようになってください。

自分の気持ちを伝えると、自己理解の向上につながります。

自分の気持ちに正直になっていくことで、何が嫌で、何が嬉しいのか、本当の自分を取り戻せるようになるでしょう。

自分の気持ちに素直になる方法

「素直になれない自分を変えたい」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか？

素直になれない自分を変えることで、他人とのコミュニケーションが取りやすくなります。

素直になる方法を３つ紹介しますので、ぜひ実践してみください。

• 素直になれない原因を知る
• 自分を受け入れる
• 親しい人に気持ちを伝えてみる

素直になれない原因を知る

まずは、あなたが素直に話せないのなぜか？原因を知っていくことが大切です。

以下のような原因はありませんか？

• トラウマを掘り起こしたくない
• 周囲の目が気になってしまう
• 自分を否定されるのが怖い

素直に伝えたくても出来ない場合、あなたの心に恐れや不安といった感情があるからでしょう。

過去に否定されたり馬鹿にされた経験が、そうさせている場合が多いです。

まずは、素直に話そうとした時にどんな感情や記憶が浮かんでくるのか客観的に捉えてみましょう。

苦しいかもしれませんが、自分を知るのは何より大切なことなんです。

一人では難しい場合はコーチングを活用してみましょう。あなたの本当の気持ちが見えてくるでしょう。

自分を受け入れる

誰かと接している時、嫌なことや腹立たしいことがあるでしょう。

そんな時、

• こんなことで怒ってはダメ
• 泣くなんて弱みを見せるからダメ
• こんな状況に陥っている自分が情けない

など、自分の感情を否定して、ポジティブ思考で感情を押し殺している人は今すぐに止めましょう。

自分が苦しんでいるのに気づけなくなります。また、相手もその感情に気づくことができないので、さらなる悪循環が起きてしまいます。

ですので、自分の気持ちを感じたら否定するのではなく、ありのままに受け止めましょう。

親しい人に気持ちを伝えてみる

初めから、誰にでも素直に話すのはハードルが高いですよね。

ですので、まずはあなたが信頼している家族や友人の前で、自分の気持ちを素直に話すことを行ってみましょう。

あなたは家族や友達に対して、「私の気持ちを分かってくれているはず」と思っていませんか？

心のどこかで、そうやって相手に甘えていませんか？

どんなに関係性が構築されていても、自分自身ではないので、全ての感情を理解するのは不可能です。

まずは、家族や友達などの関係性ができている人から、素直に話すことを始めてみましょう。

まとめ

自分の気持ちを素直に話せないのは、過去のトラウマによる不安や恐怖が原因です。

相手の反応が気になったり、自分に自信がなかったりして、素直に話すのは難しいと思います。

ですが、それを乗り越えれば、人間関係が良好になったり、ストレスが軽減したりと、あなたの人生は好転しますよ。

今後の人生をより良いものにするためにも、はじめの一歩を頑張って踏み出してください。

あなたなら、きっとできます。応援しています。